私も結婚式に招かれることが非常に多くなった年齢になってきたのだが、その招待状には毎回驚かされる。すべてが真っ白で字まで白い清純さを一面に押し出したものもあれば、切り絵のようになっており立体的になるものもあった。そういった工夫も良いのだが、少し謙虚さやシンプルさに欠けてきているのではないだろうかと疑念がある。ある日、私に届いた結婚式の招待状が祖母の目にたまたまはいったのだが、こんな結婚式には行くなとまで言われてしまうほどであった。それは2人の様々な写真が使用されていたのだが、中にはキスをしている写真もあったのである。頬っぺたにチュッとする程度の写真であれば可愛らしいと思うのだが、熱い口づけを交わしているのである。これには私も少し驚かされた。祖母のような年代になると、結婚をする前にこれほどのことを人様にどうどうと広めるのは何事なのか。といった強い嫌悪感を抱いてしまうようである。愛が溢れていてヒートアップしてしまい、皆にそれを伝えたい、浮かれたいのは非常にわかるのだが、それは当日の結婚式、若しくは2次会などで大いに見せつけていただければ良いわけであり、招待状まで賑やかに派手にする必要はないだろう。シンプルでありながらもとても行きたくなる、祝いたくなるような招待状も中にはあった。最近では、金銭面の関係上、招待状までも手作りをするカップルも増えている。それも手作りであったのだが、新婦が1枚1枚毛筆で書いていたのである。非常に達筆でありながらその心意気に関心させられた。派手にすればいいものではない。とにかく、心を込めるべきなのである。また、招待状に関しては返信に困ることも多い。行きたくない相手から招待された場合の当たり触りのない答え方である。私は長い出張があるため残念ながらご出席することができません。といった具合に仕事を理由にして欠席の連絡をする。あまりにもすぐに返信するのも印象には悪いだろうと思い、届いてから5日後くらいに投函する。そこまで気を遣うものである。出席の場合もどのようなコメントで返信するべきか非常に困ることが多い。二重線で消去するよりも寿で消去しなければならないと強く思ってしまい、招待状が寿だらけになり非常に見栄えが悪くなってしまったり、コメントが思いつかず1行でそっけなく返してしまうなどいろいろ悩んでしまう。とにかく、お互いが気持ちよく結婚式の当日を迎えるように当たり障りのないシンプルなものが1番であろう。

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